結局自分はこういう人生だったのかなとさっき思った。狂一日ずっとブログの文章を書いていた。そして気がついたらもう夕方の６時だった。
吉本隆明が「１０年いっちょ前説」を唱えている。
吉本の１０年いっちょ前説のポイントは身体だ。吉本は著述家だ。著述家でいうと「１０年物書きをやっていると腰が悪くなる。そしてその頃に物書きで食べていけるようになっている」。これが吉本の１０年いっちょ前説だ。
私が午前中から文章を書いていて（’途中タバコを吸ったりご飯を食べたりしたが）気がついたら夕方の６時になっていて「もう６時なんだ」と思ったのは私がそういう身体になっているからだ。６時間や８時間机に向かって文章を書くようなことはいわば異常なことだがそういうことをしていえ違和感がない身体になっている。だから違和感がなあった。
こういう身体になってしまった以上私はこういう人生を送るのだろう。さっきそう思った。
ずっと書いているジストニアはまだまだだが回復中だ。回復している途中は自分の身体がどうなっているのか自分でわからないくりいだったのだが。でもここまで回復してくれて本当に嬉しい。またこういう穏やかな老後が迎えられて、これもまた本当に嬉しい。
