ここ数年ずっと身体がおかしかった。心と身体がつながっているらしい。たとえばンコだ。若い頃から私はずっと下していてかたまったンコが出ることはなかった。それが数年前からかたまったンコが出るようになっていた。
また今から思えばあれはジストニア(筋肉が引きつるというからこわばってしまう病気)だったのだろう。腰も首も喉も10代の頃からおかしかった。それがここ数年回復していたらしい。ただ回復期には自分の身体がどうなっているのかわからないしヒドク痛くて辛かった。
ただ10代の時には腰があまりに痛くて寝る時に布団の上に正座してそのまま前に倒れて寝ていたこともあった。首もおかしくて仰向けに寝るのだが肩から首のあたりに枕を当てて顎を上にあげて寝ていたこともあったのだ。
そういうことと長年なんとか折り合いをつけてやってきた。
景気循環の考え方がある。後継機と不況が繰り返すという考え方が景気循環だがこの考え方だと不況(景気後退)のことをリセッションという仕切り直しみたいな意味だと思う。
何十年もそういう病状と折り合いをつけてなんとかやってきたのだから回復期にはそつとう痛みや苦しみがあったのは当然だったのかもしれない。まだ回復期は終わっていないのだが。
石森章太郎のマンガとそのマンガ原作のドラマに「イナズマン」という変身ヒーローがいる。
イナズマンは二段階変身をする。基本はだ。まずサナギマンになって、その後イナズマンになる。サナギマンに期間をなんとか耐えてやってイナズマンになるのだが、私は自分の回復期を「サナギマンだ(サナギマンであってほしい)」と思って過ごしていた。
そしてそれはどうやらあたっていたようだ。
ただ私は回復期に入った頃から日本も世界も大きく変化している。
こういうことがあるものなんだと思っている。