転換期の記憶:バブル時代からの変化
今時代の転換期だ。
ワタシは還暦なのでバブルとバブル崩壊のことを覚えている。とはいえバブル負け組のワタシにはバブルには仕事があった以外の良いことはなかったのだが。ただバブル期にはなんでも値上がりしていた。代表が土地だ。だからなんとかしてなにかを手に入れればよかった。理由はたいていのモノが値上がりしていたからだ。そういう何かを手に入れてしばらく経って売ると儲かったのだ。だがバブル崩壊以降はそういうそういうことは基本なくなった。
そしてバブル崩壊のときにこういうことが変わったことがわからない人たちもいた。
今はあのときよりももっと大きな変化がおきている。一つは気分みたいなものの変化だ。1980年以降の日本は明るい。そういうことがあってフザケたり冗談をいうこと、あるいはグロテスクなくらいに露骨な物言いをすることが流行った。だがそういおう気分が変わっている。
だけどそのことに気がついてない人たちがずいぶんいる。前にニュース番組をやっていたひとが今コメンテーターをやっている。そのひとがフザケたコメントをして司会者がゲンナリしていた。でもそのひとはなぜ自分がゲンナリされているのかわかってなかったのだ。たぶんそのひとはこれから先もなぜ自分が嫌われてゲンナリされるのかわからないと思う。
答えは無意味にフザケるからなのだが。
ずっと前からああいう人たちは嫌われるというよりげんなりされていた。そしてミュートされていた。
ミュートされていたということの意味は「いうだけムダなひとだと認定されていた」ということだ。その理由は事実いうだけムダなひとたちだからだ。
パワーバランスが変わったのだろう。向こう(無意味にフザケる人たち)のチカラがなくなって、そういう人たちにゲンナリしていた人たちミュートしていたの方にパワーがついてきたようだ。そして今逆転している。