筒井が以前小説の中でてんかんの患者さんを差別したことがあった。その件について私は「このひと(筒井)ってバカなの?」と思っていた。
そいうのは筒井は長年いわゆる日本の文壇がSFを差別したことに対する講義を行ってきたからだ。ご自身が長年差別に対する抗議を行ってきたのだから自分が差別をした時に抗議を受けても「差別されたらそういう気持ちになりますよね」と思うのが筋だからだ。
だが筒井にはそのことがさっぱりわからなかったのだ。だから私は「筒井ってバカなの?」と思っていたのだ。
だがこうじうことはわからないものらしい。
私は普通に暮らして来たのだが多くの連中から嘲り笑われてきた。私はただ普通に暮らしてきただけなのだが。
ただひとを嘲り笑っていた連中の多くは自分で自分を嘲り笑っている。
自分はこんなに愚かなんです。
自分はこんなに醜悪なのです。
自分はこんなにみっともないヤツなんです。
そういうふうに。
それを業界裏話みたいにやっている連中もいる。
そういうことは全然おもしろくない。そうなのだが奴らはそういうことをなっていると気がついてないようなのだ。
これは良い悪いというコト(つまり善悪の問題)ではない。物理の法則みたいなことなのだろう。物理の法則にも良い悪い(善悪)はないのだ。
そうじゃないひとは奴らを嘲り笑う連中が出てきている。そしてそういう連中は激怒している。「いやそれはあなたが散々やってきたことじゃないですか」と思うのだがご本人たちはさっぱりわかってないようだ。
類は友を呼ぶというのはこういうことだ。「引き寄せの法則」でもある。