世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

ポピュリズムとしての週刊文春

 

「二千年の埋葬」を読んだ。この本で国際政治学者の高坂正堯が「日本はポピュリズムの大波で現れるしかないのではないか」と考えていたことを知った。ポピュリズム大衆迎合だ。

日本は戦後ずっと外圧で動いてきた。海外からの圧力が外圧だ。主にアメリカからの圧力。そして普段外圧に文句をいっているひとが(なにかあった時に)アメリカに圧力をかけてくれと頼んでくるとアメリカのある種の人たちがこぼしていた。

 

今は外圧ではなくポピュリズムで日本が動いている。これは高坂正堯がいっていたように日本がポピュリズムの大波で洗われていることを意味している。

 

事実ポピュリズムには問題が多い。だが力があるのも事実だ。ポピュリズムというのは週刊文春的なことだ。

 

問題はこのポピュリズムの大波で洗われている中である種の思想や思想家が生まれてくるのかどうかだ。これが意外と生まれているのだ。