世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

統合失調症回復の記録 16

すべて敬称略です。

今も大変なのだが周囲の人たちからかつてないくらい良くしてもらっている。いろんな人たちが本当に力になりたいといってくれているし実際そう思ってくれている。こういうこと自体ずっとなかったことだ。もちろんわたしが言わなかったからではある。でもこっちだっていうに言えないような事情があったのだ。

時代が変わったということもある。芸人のやす子の生育環境が今は普通だ。普通だというのはちょっと前まではそういうことがあると色がついていたのだ。それは芸人が過去にイジメられていたということを言ったとしても同じことだった。そういうことがあったというだけでなんともいえない色がついていた。でも今はもうそういうことでは色はつかない。これは明らかに時代が変わったのだ。

またロケットニュースの記事が問題になった。

当社メディアにおける不適切な記事についてのお詫び | ロケットニュース24

長く「シャレだよ。冗談だから」ということでヒドイことをしていた連中がずいぶんいた。それは大手マスコミやネットニュースだけではなく日常的に普通のひとで「そういうことは冗談にはならないから」ということを普通にしていた連中がいたのだ。でもこういうこともある時代にはコッチがそういうことで心底不愉快な思いをしていても怒るとこっちがバカみたいだった。

これは違う言い方をすると「ゴメンナサイとかスイマセンとかアリガトウとかいえないのかな?」という話だ。わたしはある時からこういう連中にもそういう風潮にも激怒していた。でもそういうことで激怒しているのがバカみたいな時代だったので激怒していても怒れなかったのだ。でもやっと時代が変わってくれた。本当によかった。

話が戻るが芸人がある生育環境だったらなんだというのだ。芸人が過去にイジメられていたらどうだというのだ。でもある時代にはそういうことをいうとそれだけでなんともいえない色がついてしまっていた。

前に書いたかもしれないが栗本慎一郎の著作にとんでも理論が紹介されていた。

太陽の黒点の数が地球の磁気と関係がある。地球の磁気の状態によっては脳が興奮状態に陥る。そういうことが人間の消費行動と関係しているという考えもある。たとえばなぜわたしたちがモノを買うのかだ。それは興奮状態だからだ。こういう話だ。実際最近の日本の夏は暑い。こんなに暑いのに昼間走っている人たちがいる。なぜこんなに暑いのに彼らは走るのかだ。答えは興奮状態だからだ。またショートスリーパーが異常に多い。ひとによっては3時間睡眠で大丈夫だという。3時間睡眠はナポレオン睡眠だ。なぜ3時間の睡眠で大丈夫なのか?だ。答えは興奮状態だから。そして今世界で戦争が起きている。こういうふうに世界中で戦争が起きている時代がなぜか過去にも存在した。日本でいうと幕末から明治にかけてだ。あの頃ヨーロッパでもアメリカでも戦争がおきているのだ。なぜ世界中で戦争が起きるのかだ。答えは興奮状態だからだ。

こういうこと(こういうことが事実かどうかは不明だが)とわたしの病気の回復は関係があると思うのだ。実際昔(前に書いたと思うが)船着き場理論でわたしの病気の治療を行うと前の主治医にいわれている。船着き場理論とは私の脳の中で神経伝達物質が大量に出ていることが私の病気(統合失調症)の原因だと考えるものだ。そして船着き場理論では私の脳内で過剰に出ている神経伝達物質そのものは問題にしない。薬物療法でその神経伝達物質に似て無害が物質を出させるのだ。そおすると私の脳内の神経伝達物質の受容体(これが船着き場だ)が混み合ってしまう。混み合うのは私の脳内で出ている神経伝達物質神経伝達物質に似て無害な物質が混在するからだが。すると受容体(船着き場)は神経伝達物質をたいして受け取れない。すると私の脳内で過剰に神経伝達物質は出続けているのだが受容体(船着き場)が混み合っていて(それは神経伝達物質に似て無害な物質を受け取ってしまうからだ)結果神経伝達物質は普通に出ている状態と同じことになる。船着き場理論による治療はこういう話だった。

もちろん私は言わなかったが「それは私の脳の話ですよね。脳がそうだとしても脳は私なのですか?」とは思っていた。哲学科は面倒くさいのだ。

話がそれてしまうが前に日本人は「body & soul」とは思っていないと書いた。日本人は異常にブレインサイエンスが好きなのだ。この現象には脳学者脳科学者は困っているはずだ。やれ右脳はイメージで左脳は論理だという。そしてそういうこととスピリチュアルなことも普通にむすびつけている。私はこういう現象を批判してはいない。ただこういうことはヨーロッパでもアメリカでもおきていないと思っている。日本以外の東アジアでも不明だ。もしかすると(これはあくまでももしかするとだが)日本人なみにブレインサイエンスが好きなのはユダヤ人くらいかもしれない。

日本人はそもそもブレインサイエンスが好きになるような人間観を持っている。それが日本人が「body & soul」とは思っていないということでもある。単純な話「body & soul」にはbrainとは入ってないではないか。日本人はそもそも「body,soul &brain 身体と魂と脳(?)」だというふうに人間を捉えているのだ。それがbrain 脳(?)という概念になっているのは現代の現象ではあるが。

 

こういうことはともかくだ。私は事実回復している。そして前にも書いたと思うが私も長年ジストニアで苦しんでいた。頸部ジストニアにも咽のジストニアにもだ。昔の同病の彼女もやはり頸部ジストニアに苦しんでいた。

そしてある時からジストニアで苦しんでいた人たちがそうとういる。歌手の五代夏子がそうだ。彼女は咽のジストニア米米クラブ金子隆博は頸部ジストニアだ。どうやらジストニアで苦しんでいるひとがそうとういるらしい。

考えてみれば昔脊髄カリエスで苦しんだ人たちがそうとういた。正岡子規がそうだ。

 

 

学問の世界にもドレンドがある。多きなトレンドに乗らない理論は相手にされない。大きなトレンドがあってのある理論だからだ。

日本の近代医学はドイツの影響が大きい。そしてドイツではある時期菌やウィルスを発見していろんな病気の治療に成功している。次のお札の顔になる北里柴三郎もドイツに留学して学んでいる。そして破傷風菌を発見している。またペスト菌も香港で発見しているのだ。今の新型コロナウィルスに対しても北里柴三郎が取った治療法が適用されている。

日本の海軍のスタイルをイギリス式にしたために海軍はイギリスと縁が深い。海軍が食べ物を重視するのはもちろん船の乗ってしまうと食べ物が大きな意味を持つからでもある。でもそれだけではなくて食事療法でもあった。あれもおそらくそうだ。海水浴。海水浴はもともと健康法だったはずだ。そういう食事療法や海につかって云々というのが当時のドイツの医療のトレンドとは相容れなかった。漢方っぽかったのだ。

今の日本の(世界の)医療のトレンドはアメリカの影響が大きい。DSMアメリカの基準だ。

話がそれるが今の日本では温泉ブームだ。あれがなんとも海水浴っぽい。そして普通に「整う」といっている。脳がある状況になって整うのだそうだ。また脳だ。

 

脳はともかくとして贅沢な話だが私はこれから美味しいものを食べて近所のスーパー銭湯に行く。カレー食べようかな。そういうことが治療法として効果がある(ような気がする)のだ。