50代はずっと更年期だった。私は温和なタイプなのだが怒りの抑制が効かなくなって困った。そういうことがあって会えなくなったひともいたし行けなくなった場所もあった。
ただ今から思うとそういうひとは離れたほうがよかったひとだったしそういう場所は離れたほうがよかった場所だった。
意図的にやっていたかどうかは不明だ。実際更年期でホルモンバランスも変わっていたのだろう。だが自己像セルフイメージも上がっていた。自己像セルフイメージを上げる訓練(練習)をある時からやっていたのだ。忘れていたが。
以前の自分は温和で謙虚でもあったが卑屈でもあった。どこか自分はダメな奴だと思っていた。でも自己像セルフイメージが上がると過去のいろんなことも現実のいろんなことも全部がおかしいのだ。「自分がダメなヤツだ」という前提で考えていると当然のことが「自分はダメなヤツじゃない」という前提で考えると全部おかしいからだ。
そして50代の更年期は事実怒りの抑制が効かなくて苦しかったのだが、あれが40代だったら私は犯罪者になっていた。怒り方が尋常ではなかったのだ。50代の体力だったから犯罪者にならずに済んだのだ。
もう私は還暦だが今の日本人は長生きだ。そして80代の人であっても本当に若い。
これからまだ頑張れる。本当に嬉しい。
今自分が「嬉しい」と書いて驚いた。私はそうい。う風に感じるひとではずっとなかったのだ。