最近東京観光が人気だ。私は地方在住だが日本の地方在住の人たちが東京に観光にいってきて「楽しい」と言っている。今の東京の楽しさは東京のソフトの魅力だ。演劇や音楽、お笑い。コンサートや舞台が東京ではいつもどこかでやっているのだ。そういうことが今の東京の魅力だ。もちろん食べ物も。
1980年代に東京のハードを作ったとする。これがバブルだったとしよう。それから約50年経って東京のソフトがとても魅力的になった。
そういう意味では時間は重要だ。まずハードを作る、そしてソフトが伸びてくる。こういうことがどういう町(どういう地域)にも必要だったはずだ。
こういうステージになってやっと日本は次のステージに向かう。日本も世界も大変だ。いろんな転換期が一度に来ているからだ。
ここでは石油について考えてみる。〇〇時代という。新石器時代、青銅器時代、鉄器時代のように。そういう意味で今は石油時代だ。そして石油時代が終わるかどうかという転換期なのだ。
ペットボトルが一般的だ。ガラスの瓶よりもペットボトルのほうが使いがってがいいのだ。ペットボトルは当然石油由来だ。ペットボトルだけではなく化学〇〇は全部石油由来。化学繊維、化学肥料のようにだ。
石油の問題は単にエネルギーだけの問題ではない。石油時代が終わるのか、石油時代を続けるのかという問題なのだ。
効率という意味だと私にはわからないが(これはどういうことが効率がいいのかということが私いはわからないという意味だ)私たちは太陽を食べているし使っている。植物は光合成をおこなう。光合成というのは植物が光(多くは太陽光)と水を使って炭水化物を合成する働きだ。こういう植物を草食動物が食べる。ということは間接的に草食動物は太陽光(ということは太陽)を食べている。そして草食動物を肉食動物が食べる。私たち人間は草食動物も肉食動物も食べる。だから私たちは太陽光(ということは太陽)を食べているし使っているのだ。
石油や石炭は化石燃料を言われる。化石燃料は昔の動植物の死骸が化石化したものだと考えられている。ということは石油や石炭もやはりもともとは太陽光(太陽)エネルギーなのだ。
だとすると私たちはどっちにしても太陽光(太陽)エネルギーを使っているのだ。
だとしても新石器時代、青銅器時代という意味での石油時代が続くかどうかは不明だ。私たちはこういうことが論点なのだということをまず理解する必要がある。
「それでどうしたらいいんですか?」とは聞かないでほしい。それは一人ひとりが考えていくことだからだ。
こういうことを考えるのもいわばソフトの部分だ。