著作権という考えはもう厳しくなっている。ディズニーのネズミを勝手に使うとディズニーがたいへんな損害を受ける。そういうことは尊重したほうがいいと思う。だが著作権で食べていくことはもう時代に合わなくなっている。
ある作品がその作品を作ったひとのモノだというのが著作権の基本的な考えだ。これが時代と合わなくなっている。
だがパロディだといって好き勝手なことをやる連中のことは好きではない。ああいうのはただ見苦しいだけ。
そうは言ってもみんな食べていかなきゃいけない。これをどうするのかだ。
「アルチザンよりアーティストのほうが上だ」という考えを見直す時期が来ている。
日本には「民芸」(民藝)という考えと運動がある。思想家の柳宗悦がはじめた運動だ。意外なようだがITのスペシャリストの落合陽一さんが宗悦のことが好きだ。
そういえばアップルファンの人たちはなんだろうと長年思っていた。アート系の人たちは昔からアップスが好きだ。マックブックをもっていることが多い。どうやらマックは家電レベルまで使いやすくなっているかららしい。「そうなんだ」と思った。
昔「ハイテックハイタッチ」といっていた。ハイテクは使いやいものだという意味だ。今のITは全然使いやすくない。
アップデートではぜひ辞めてほしい。多少バグがあってもいい。
著作権について考える時に民藝はヒントになるはずだ。