イナズマンという変身ヒーローがいた。石ノ森章太郎原作だ。イナズマンはいったんサナギマンに変身した後イナズマンになる。サナギマンは弱いのだ。でもサナギマンにならないとイナズマンにはなれない。
私はどうやらサナギマンになっていた。そしてもうすぐイナズマンになる。
さっき鏡で自分の姿を横から見た。姿勢がおそろしく変わっていた。だいぶ回復していたのだ。毎日毎日ちょっとずつしか回復しないから病気も運命もよくなってないのかと思っていた。でもちょっと長いスパンで見るとやっぱり回復している。
だいたい気持ちが違うのだ。本当によかった。
別に「こうしよう」と思っていろいろやっていたわけではない。なんとなくやってきただけだ。でもまあよかった。