世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

メディアの変化と理解 マッシュルとガジェット

プロマスコミ(特にテレビ)の沸点が下がっている。今は大谷翔平の通訳(元か?)のギャンブルの件で大騒ぎしているのだろう。とは書いているが私は最近テレビを観ていない。

 

若い方は当然ご存知ないが昔昭和天皇崩御された。その時にテレビはいっせいに昭和を振り返る番組を放送した。昭和天皇は私くらいの世代に取っては独特の(というより特別の)意味がある天皇だったし昭和という時代には戦争もあった。そういうこともあるのでああいうレベルのことならテレビがいっせいにそういう番組を放送してもおかしくないと思う。

でもいつの間にか正直「この程度の話題で・・・」ということでテレビの話題が独占されるようなことが起きるようになった。それを称して私はテレビの沸点が下がっているといっているのだが、今日はその話ではない。

 

メディアやテクノロジーやそういうことにまつわる感覚(?)は時々で変化している。

 

昭和天皇崩御された時に私は明確に覚えているのはレンタルビデオ店のことだ。当時はまだサブクリプションはない。形態はあっただろうがまだそんなに一般的ではなかったはずだ。インターネットが一般化するのは1995年のwindows95からだ。そしてスマホはまだ登場していない。レンタルするのはDVDやブルーレイではなビデオだった時代だ。

こういうことを書かないと当時のことがわからないのだが。

テレビ以外の大きなメディアは新聞や雑誌やラジオだったのだ。そしてレンタルビデオ店は存在していた。そしてあの時にレンタルビデオ店からビデオがなくなるなっていた。それはあの時に日本人がレンタルビデオ店に殺到したからだ。

今はツタヤやゲオのようなレンタルショップも厳しくなっている。サブクリプションが一般的になっているからだ。私はデータは持っていないが昭和天皇崩御レンタルビデオ店を日本が使う習慣の間には相関関係があったはずだ。具体的にはあの時から日本人にとってレンタルビデオ店に行くのが普通のことになったひとが多数いたはずだ。

 


www.youtube.com

 

私は感覚と書いた。話題になっているのでマッシュルの最初3寒をめちゃこみで読んだ。無料だったのだ。

このマンガは誰もが魔法を使える世界で魔法が使えない主人公(マッシュル)が活躍する話だ。

以下は私が勝手に思った(感じた)だけのことだが「ITダセェ」「ネットうぜぇ」という感覚が若い世代にはあるんじゃないかと思ったのだ。この物語はITやネットができる(あるいはそういうモノが使いこなせる)という連中が威張っている世界でITやネットに頼らないヤツが活躍する物語なのではないかと思ったのだ。

私の世代にはITにはまだオシャレな要素もあったが「そんなんただのガジェットじゃないスか」という感覚がすでにあるような気がするのだ。

 

私がいっているのは彼らがITやネットはどうでも良いと感じているということではない。たとえばスマホのスペックを問題にしたりネットリテラシーの程度を問題にするようなことがダサくなっているということだ。

「問題にすべきはソコではないでしょ」というフェイズにもう入っているということだ。