世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

教育の未来を予想する:戦前社会を想起する日本とアメリカの教育比較

すべて敬称を省略します。

 

日本がそのままではないとしても戦前のような社会になるのかと予想している。教育に関してもそうだ。

スタンフォード日本人女子学生「あまりに酷すぎ。遅れ取りすぎてる」佐々木麟太郎否定コメに激怒「スポーツで入ってズル」なし(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース

佐々木麟太郎がスタンフォード大学に入学したそうだ。この件については不明だ。

ただ日本とアメリカはいわゆる先進国のなかでは税金が安い方だ。これがポイントになる。ヨーロッパ(と言ってもどこからどこまでがヨーロッパなのか不明だが)は税金が高い。ヨーロッパは税金が高いから教育費等が安くできる。

アメリカの名門大学の多くは金銭面で厳しい状況だ。日本の大学入試は点数で合否を決めるので極めて平等な入試だ。だがアメリカの大学は教授会が決めるはずだ。そして大学が金銭面で厳しいからもちろん優秀な学生も合格させるが「ちょっと・・」という学生でも親が金持ちなら入学させる。親に寄付金をおさめてもらうためだ。またすべての大学ではないようだが大学でスポーツの試合(野球やアメフト等々)を行ってその試合で収益をあげる必要がある。だからフィジカルエリートも入学させる。日本の高校スポーツの場合はこういうことはないはずだ。

こういうことである時代はうまく回っていたはずだがある時からおかしくなっている。

日本もだ。そもそもアメリカは(日本も)いわゆる先進国の中では税金が安くて、だから大学に潤沢な予算がつけられないから。

 

日本ではいわゆる名門大学のレベルが落ちている。理由は簡単だ。ある時代ならそういう名門大学に進学していたはずの優秀な学生が物理的に(多くは金銭面の事情で)そういう名門大学に進学できなくなっているからだ。そういうことがあって地方の大学(特に国公立)のレベルが上がっている。昔だったら首都圏や関西圏の名門大学に進学していた(はずの)優秀な学生たちが地方の大学に流れているからだ。

 

それでどうするのか?

 

日本の場合戦前からの名門高校(これは高校だ)には〇〇工業〇〇実業のような高校が多い。いつのまには「普通科」が良いようなことになった。でも今の普通科の多くは進学を前提にした普通科なのだ。

日本人にとっての教養とはなにか?という問題があるのだがここでそこは飛ばす。

ただ今(2024年)も高校ではなんとなく普通科が言いような感じなのだ。でもここの感じ(感じというもおかしいかもしれないが)が変わる(ような気がしている)。夢を追うような学科よりも調理やサービス(一流ホテルや一流の料亭のような)や飲食店経営を目指すような学科がこれから伸びると思う。もちろん今の工業実業商業の学科も伸びるはずだ。