世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

問題はインターネットやスマホではない 情報の流れだ。

前にこれを書いたのかどうか忘れたのでまた書くことにする。

紙媒体でもテレビやラジオでも、学問領域でもの話だ。

ある時代は出版でいえば本社編集部にいったんありとあらゆる情報を集めてそこから全国へ(全世界へ)発信していた。ある時代にはそういう情報の流れが有効だった。ラジオやテレビでいえばキーステーションに情報をいったん全部集めてそれから全国に(全世界に)発信する情報の流れが有効だったのだ。

もちろんこういう情報の流れ方が悪いわけではないしこういう情報の流れがこれから先なくなるわけではないだろう。

これは不適切な例かもしれない。日本でもよくわからないおそろしい犯罪が起きている。すると監視カメラをつけるという話になる。ハッキリ監視カメラだとわかる監視カメラにはそれだけで犯罪を抑止する効果があるはずだ。だけど監視カメラの映像をなにかあった時の証拠にするのは大変だ。人間が監視カメラの動画を全部見る必要があるからだ。監視カメラが増えれば増えるほど動画の量は増えていく。ここをAIに任せるわけにはいかないのだ。特に証拠として採用する場合には。一番確実な方法は人海戦術になる。監視カメラをチェックする人間を膨大に用意することだ。こういうことの費用(人件費だけではない)を考えたら交番を拡充したほうが効果的だと思える。交番の拡充というのは交番の数を増やすということではなく今ある交番の力を上げていくということだ。そしてその中には交番勤務の警官の人数を増やすことが含まれる。

私が言っているのはどっちみちお金がかかるのなら直接人件費に使えばいいのではないかということだ。

人間に例えると脳がいくら立派でも皮膚や内臓や一個一個の細胞がうまく機能していないといくらいい脳でも役に立たない。だいたい脳を動かそうと思うとエネルギーが必要になるし脳に情報を送る必要がある。

この言い方だと本社編集部やキーステーションが脳という意味になる。いくらそこに優秀なひとがいてもそこに情報が入ってこなければその優秀さには意味がない。そして一個一個の細胞が元気じゃないと脳もうなく機能しないのだ。