何故多くのひとが「江戸時代」というのか 日本でもうすぐルネッサンス(文芸復興)が起きます
どの国どの地域どの時代であってもスタンダード(標準・基準)が一個しかないということはないのです。
ルネッサンス(文芸復興)に関する私に解釈から始めるのですが当時のヨーロッパ(どこかからどこまではヨーロッパなのかは私には不明ですが)では比較的明解なスタンダード(標準・基準)は二種類あったはずです。
一つは「ヘブライズム(キリスト教)」もう一つが「ヘレニズム(ギリシャローマ文明)」です。
当時のヨーロッパではヘブライズム(キリスト教)が行き詰まっていたしヘブライズム(キリスト教)が当時のヨーロッパ人には重たかったはずです。
歴史上「過去に帰る」という政策が成功した例は一度もありません。かたい言い方をすると「歴史の不可逆性」というのですが「歴史は未来にしか進まない」ものだからです。
それから考えるとトランプさんの「昔の偉大なるアメリカに帰る」という考えは成功しえないともいえますが。それはともかく。
ルネッサンス(文芸復興)を「過去に帰る運動だ」ととらえることに私は否定的です。
いくら当時のヨーロッパでヘブライズム(キリスト教)の力が強かったとはいえヘレニズム(ギリシャローマ文明)もダブルスタンダードとして存在してはずです。
当時のヨーロッパの人々がヘレニズム(ギリシャローマ文明)というスタンダード(標準・基準)を使うという手があるよねと思ったというのが私のルネッサンス(文芸復興)の解釈なのです。
今の日本も明らかに行き詰まっています。多くの保守と名乗る方々がいう「伝統」というのはほとんど「明治以降」の「伝統」です。
でも今の日本もやはりダブルスタンダードで二重の標準・基準があるのです。
今の日本の行き詰まりを解消する方法は明治以降のスタンダード(標準・基準)ではないもう一つのスタンダード(標準・基準)、つまり江戸時代のスタンダード(標準・基準)を再評価してそのスタンダード(標準・基準)を明治以降のスタンダード(標準・基準)を相対化するという方法なのです。
これはいわばルネッサンス(文芸復興)です。
もう日本で徐々にではあるのですがルネッサンス(文芸復興)が起き始めています。