世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

ポスト地動説の世界観 Be a Superman!

すべて敬称略です。

佐藤勝が池上彰との対談で人権に対応しているのは神権だといっている。

天動説と地動説を物理学の問題だと考えているひとが多い。そうではない。これは世界観の問題でもある。

たとえば誰かが亡くなった時に「空の星になった」と思うことがある。亡くなったひとが空の星になったと考えるのは天動説の世界観だ。空(昼間でも夜空でも)が自分たちより上にある。そしてそこは自分たちには手が届かないところなんだという考えがあるからそういう考えにリアリティ(本当らしさ真実らしさ)があるのだ。

中国では虹(これは曖昧だ)があまり良い意味ではないと何かで読んだ。天が今の王朝、皇帝を見放したシンボルが虹なのだそうだ。そういう考えがあって虹はあまり良い意味ではないらし。

天命という。英語だとミッションが似た感じだと思う。外国語はわからないのだが。これも天が私たちを見下ろしているという考えがあるからそういう発想が出てくる。

最近はあまりいわないが日本語の慣用句で「お天道様が見ている」という。お天道様のほかに「世間様」という存在もある。

太陽神信仰は世界中にある。日本では天照大御神だ。これも太陽が自分たちより上にあって自分たちを見ていると考えているから太陽が神になりうるのだ。

天や太陽が自分たちより上の手の届かないところにあって上のほうから自分たちを見ているという考えがあるから成立するのだ。そしてこれは地動説の世界観なのだ。

 

そしてどうやらもう私たちは地動説以降の世界観に入りつつある。

幽体離脱という現象がある。これは現象というより認識だ。幽体離脱を経験したのは幽体離脱という認識をしたのだ。幽体離脱したひとはたいてい自分(自分たち)を上から見ている。それは現実を俯瞰しているということだ。幽体離脱したひとはそういう認識を持ったのだ。それだけではなくて幽体離脱したひとはベッドに寝ている自分のことも見ている(見た認識ももっている)のだ。ここまで自分を客観視できたら(そういう人気を持てたら)本当にツライことがあってもやっていけるような気がする。

ある種の人たちがイメージセラピーを勧めている。このイメージセラピーは自分を上から見下ろすイメージをするセラピーだ。幽体離脱したイメージを持つセラピーなのだ。自分を10メートルくらい上から見下ろす。一軒家でもアパートやマンションを10メートル上から見下ろす。つまり俯瞰する。次に500メートルくらい上から見下ろすイメージをする。すると住んでいる家やアパートマンションのほかに近所の家や道路や地域が見える(イメージだが)。次に2キロくらい上から見下ろす。すると住んでいるあたりの町や地域が見える。こういう風にどんどん上に上がっていくのだ。そういうイメージを持つのだが。これをずっとやっていって自分は地球の外にいて地球全体を見ているイメージを持つことになる。これはスペースシャトルから地球を見ているイメージなのだ。

はまだこういうイメージが持てない。こういうイメージを持つためには訓練が必要だ。そして今はこういうイメージを持つことで私は完璧に回復して次のステージに行けると思っている。

実際NHKの番組で長年苦労してきて気持ちが強張っていたひとがある時ビルの高層階から地上を見下ろして腑に落ちて恨みや自己憐憫がなくなったひとのドキュメンタリーが放送されていた。今私が書いたような話の流れのドキュメンターではなかったのだが。いくら頭で「ひとはひとだ」とか「世の中にはいろんなひとがいるから」と思っていても腑に落ちなかったのだが物理的具体的にビルの高層階から町と行き交う人々を物理的具体的に見下ろして腑に落ちることはあるだろうと思った。

それは俯瞰してみる(考える)客観視するということだからだ。そしてこれはイメージの上ではスーパーマンになるということだ。スーパーマンは空を飛ぶ。そしてスーパーマンは宇宙から地球を見ることができる。これは地球の出来事を俯瞰してみることができるということなのだ。

過去のつらくて受け入れられないでいる出来事にもこういうイメージセラピーを進めているひとがいる。

これはポスト地動説の世界観を私たちがもち始めているということなのだ。

Be a Superman!


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