世界になると私には言及不可能なのすが、日本は分岐点です。
こういう発想のもとは大貫妙子さんの発言にあります。
大貫さんは「文化って腐った中から出てくるものなんだけれども日本は腐る前に消毒してしまうから文化が育たないと思う」とある時期おっしゃっていたのです。
今の日本は正直いって「腐っている」としか私には思えません。
ただ「腐ること」と「発酵すること」は同じ化学反応です。
発酵食品はいくらでもあります。
納豆がそうですよね、キムチもそうです、ワインも日本酒も発酵食品です。
日本が腐っているとしか私には思えないし、私はそう思っています。
ただこの腐った日本(という言い方自体に激怒されているかたも多数いると思います。申し訳ありません)で、腐っているからこそワインや日本酒も生まれると私は信じているのです。
これはある種の「組織」であってもわかれるのでしょうし、場合によっては「ひと」でわかれるのかもしれません。
その「違い」は私にはわかりませんし、私は腐って滅びていく方ではあるのでしょうが。
でもこの「腐りきった」状況こそ大貫妙子のいう「文化」が生まれる土壌だと私は信じて疑っていないのです。