世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

労働人口の流動化とはいうが 終身雇用の問題点

労働人口の流動化という。これは具体的には正社員でも公務員でも首を切れるようにするということにしかならないはずだ。

ある時期の日本は終身雇用だった。日本社会がずっと終身雇用だったわけではないのだ。終身雇用は良いのだが終身雇用には問題点がある。

終身雇用は成果報酬制だ。ある仕事で結果を出したひとは出世する。出世すると給与も増え待遇もよくなる。そういうカタチの成果報酬制なのだ。だがどういうところが評価されるのかがわからないのだ。変な話ペーパーテストである点数を取ったひとが出世しますということならばどこが評価されたのかがわかる。そういうことを実際やっているところもあるはずだ。でもどういうことが評価の基準になっているのかどういうことが評価されてどういうことが評価されないのかがわからないことがある。こういうところが多いはずだ。評価というより査定かもしれない。評価や査定を行っているほうは「なんか感じがいいから」という理由で評価査定を行っている可能性もある。そうだとすると評価査定を受けるひとはいつも感じが良いひとでいる必要がでてくる。これはそうとうキツイ。

私は正規雇用で働いたことがないから正社員や公務員が首を切られても無関係どころか正直ざまあ見ろとしか思わない。

それはともかく。どういうところがどういうことが評価査定のポイントなのかがわからない。評価査定を受けているほうにはだ。そういう意味で査定評価をする側と査定評価を受ける側では非対称だ。

 

今書いてみて思った。これが日本の問題点だ。

テレビが視聴率だというが視聴率は数字だ。数字で決まるのなら数字で決めればいい。でもテレビは視聴率だけが問題なわけではないはずだ。そしてどういうところが評価査定されるのかどういうところが評価査定されないのかがさっぱりわからないのになぜか評価査定は存在している。

今の日本の問題点はここだ。

 

でもそういう世界で生きてきた人たちが首を切られたらどうするんだろう。