「だが、情熱はある」 という伝記ドラマ
伝記というジャンルがある。ある(特定の実在の)人物の生涯を小説やドラマにしたものが伝記だ。すべて敬称略だ。
「だが、情熱はある」はオードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の実体験をもとにしたドラマという意味で二人の伝記ドラマだ。
伝記小説が昔はたくさんあった。伝記漫画もあった。昔だと「コント55号」の伝記マンガがあった。
私がこの伝記ドラマが良いと思ったのは二人のチョイスだ。今をときめく人たちはたくさんいる。例えば大谷翔平がそうだ。
あのひとは本当にヒーローだ。しかもやっていることがマンガ超えだ。
でもやってることがマンガ超えの大谷翔平の伝記ドラマを作っても多くのひとにはピンとこない。
「はあ」と思うだけだと思う。
これを書くと二人の悪口になるが、でもオードリーの若林と南海キャンディーズの山里亮太なら共感もできるし納得もできる(納得できるというとおかしいが)のだ。
あの二人はそういう存在なのだ。
彼の現実がマンガ越えの大谷翔平に共感できるひとはごく一部のひとにしか過ぎない。
これを書くと更に二人の悪口になるが、あの二人にとびぬけた才能はない(ような気がする。あるのかもしれないが)。飛びぬけてかっこいいわけでもないし飛びぬけておもしろいわけでもない(ように私が思っているだけのことだが)。
そういう二人の伝記であることが重要だ。
あの二人なら共感できるひとが大量にいるはずだ。
日本テレビは良いセンスしてるよ。