自己責任論と自称自己責任論者たち
これは言葉遊びではない。
自己責任論の話だ。
自己責任論者は法律や公や友人やとにかくいろんなひとやコトやモノに頼る。
理由は自分の責任で何かをしようとすると今書いたようないろなな存在に頼らざるを得ないということがわかるからだ。
場合によっては法律を変えるくらいのことをやる。
そういう自己責任論者は法律にも頼る存在だしその法律が不公正だとしか思えない時には法律を変えるように働きかけるのは当然のことだからだ。
「自分一人でやっていける」と思っているひとは自己責任論者ではない。
そういう人たちは自分の責任を何かをしようと思ったことがない人たちだからだ。
そして自己責任論者の多くは自分の言動に責任を取らない(あるいは取っていない)。
そして「自分以外が悪かった」という。
「景気が」「野党が」「国民が」というのも当然「自分以外が悪かった」ということだ。
「あれは誰にも予測不可能だった」というのも当然自分以外が悪かったということになる。
こういうことをとやかくいわない。
それは普通のことだからだ。
でもそうなのだから自己責任論者たちも他に人たちにたいして「本人にはどうしようもないこともある」という至極当然のことを認める必要がある。