以下はキャリアパークビジネスの記事です。
ストライキは「組合」でやるもので合法で、個人でやるのがボイコットらしいです。今はネットがあるので、こういうカタチの抗議活動は古いのだそうです。
だからこれは想像して遊ぶだけのことです。知り合いの若い女性が「クリスマス気分を満喫したい」と言っているのを聞いてちょっと苛立ちました。彼女のいう「クリスマス気分」とは「店の雰囲気」のことです。私は若い頃に「年末年始に働いていると親戚の子にお年玉をあげなくていいから助かる」という話を聞いて、「この仕事はそういう仕事なんだ」と納得しています。ただ今やたらとクリスマスソングが流れていますが、あのクリスマスソングの中に「クリスマスに働いている人を主人公にした歌」が一曲もないことがとても不満です。
誰も言ったことはないのですが、「街の声」をテレビ局が拾いますよね。東京から多いので「新橋のお父さんとか銀座の奥さんとか渋谷の若者とか」になりますよね。あの中にサービス業関係者が存在したことが過去に一回でもあったのでしょうか。ありません。テレビ局もどこかサービス業です。理由は年末年始にテレビの生番組が放送されているからです。ということはテレビ局関係者は自分の存在を無視して番組を長年作っているということになります。
これは想像して遊ぶだけです。
警察関係者の方と消防関係社の方とライフライン(電気・ガス・水道・電話もかな)関係者以外のサービス業関係者が「組合」を作って明日からいっせいにストライキに入ったとします。
まず通勤しようとする方が困るのです。電車の運転手さんもバスの運転手さんもそれ以前に駅の関係者もストライキに入っているから通勤できないからです。マイカー通勤の方も普通はガソリンが軽油が必要なのですが、セルフのガソリンスタンドだとしても店員さんが一人いないと開けられないので通勤できなくなります。
じゃあテレビで見ようかなと思うテレビ局関係者がストライキに入っているのでテレビ番組は放送されていません。それではラジオでもと思うとラジオ局関係者がストライキをしているのでラジオがきけません。それではネットでも思うと通信義業者がストライキをしているのでネットでユーチューブであるとかネットサーフィンはできません。それでは蔦屋かゲオに行ってレンタルでもと思うと蔦屋もゲオもストライキをしているのでレンタルはできません。ちょっとカフェでもと思うとカフェもストライキ中なのでッフェにはいけません。買い物でもと思ってもスーパー、デパート、個人商店は全部ストライキ中なので買い物はできません。ホテルに避難しようと思ってもホテルがストライキ中なのでホテルは営業していません。好きなミュージシャンのクリスマスコンサートにはチケットもあるし是非いきたいと思ってもミュージシャンもストライキ中ですし、会場スタッフもストライキ中なのでコンサートは開催されていません。映画も当然ダメです。それでは海外旅行でもと思うと空港もCAさんもキャプテンもストライキ中なので海外旅行にはいけないのです。国内旅行は当然不可能です。
クリスマス気分を満喫したい方もいるのでしょうが、クリスマスどころではなくなりますよね。年末年始をふるさとで迎えようと思っても新幹線もストライキ中、高速道路の窓口もストライキ中です。
そういう場合に、こういう言い方には抵抗があるのですが、「普通の方々」はどうされるのでしょうか。私たちはどうも「普通ではないらしい」のです。
私たちも一応日本社会の一員だとは思うのですが、どうも一般的には「存在もしていない」ようです。私はちょっとイラっとしているのです。実際にこんなことはしませんが。
「組合」さえ作ってしまえば、これは「合法」です。法律上のとがめは受けないのです。ただこういう活動のあと会社側との関係が難しくなるだけの話でしかありません。あるいはご迷惑をかけるかたがいるので、そういう方との関係がまずくなるのです。それがあるのでしないだけで、日本は法治国家なのでいつでもなんも問題なくこういうことができます。
しょせん想像して遊んでいるだけなのです。ただこういう話は昔の筒井康隆さんが得意で、筒井さんの小説でこういうのがあったんですよ。筒井さん、こういうネタはどうですか。面白いと思うんですが。断筆騒動もどうなっているのか知りませんが、ひさしぶりにこういうネタをやりませんか。ぜひ読みたいのですが。
「気軽に店でクリスマス気分を満喫したい方々」がいくらでもいるようですし、「クリスマスに働いているモノを主人公にしたクリスマスソングがありません」から。
この間書いたとある店の店長さんが今日行ったらいませんでした。どうも退職されたようです。だからあんなに楽しそうだったんだと納得しました。その前が半ギレで働いていた訳ですし、自分の後任が来るまでは働くおつもりだったのでしょう。後任の方は頑張ってください。