昔「歌謡曲」という存在があった。
今となっては「歌謡曲」がどういう存在なのか説明できない。演歌とは違うのだ。
いろんな大歌手がいるのだがある時期までそれまでジャズをうたっていてもポップスをうたっていても、ある時から歌謡曲をうたうものだった。
これは弘田三枝子だ。
弘田三枝子はポップスを歌うスターだった。
でも人形の家を歌う。
人形の家は歌謡曲だ。
「酒場にて」。
こういうことがなくなったのはいつからだろう。
70年代のアイドルからだったと思うのだがハッキリしない。
70年代のアイドルがフォークっぽい歌を歌いたがることがあった。
フォークというのもよくわからないのだが
桜田淳子は本来こういう歌を歌っていた。
歌謡曲を歌うことから完璧に離れたのはやっぱり松田聖子からだった。
これは無理やりのこじつけだ。無理やりのこじつけなのだ。
江利チエミは民謡をジャズアレンジ・ラテンアレンジでずいぶん歌っている。
民謡はフォークだが。