女性がBLはまだ私としては許せるというか、あるCMとそのCMを話題にしたワイドショーを観て、「そういう感じなのかな」と思ったことがあります。
BLとはボーイズ・ラブの略称です。
男性同性愛のことではあります。
ただこれが難しいのは、LGBTの問題とは「異質」な問題だということなのです。
その「異質」さは私には説明不可能です。
軍歌にBLの歌があるという話をしていたひともいます。
「同期の桜」です。
とにかく勇ましい歌ですし、正直言って私は「この歌のどこがBLなの」とは思ったのですが。
「貴様とオレとは同期の桜」とかとにかく勇ましい歌です。
でも「同期の桜」に「戦争に勝つ」とかそういうフレーズは確かにないのです。
それは私にはわからないことです。
ただ小松左京さんが後輩の作家さんに関して
「あなたが話さなかったら美少年なんだけどね」
と普通に言っていました。
後輩作家さんは口が悪いんですよ。
だからなのでしょう。
男子中にかよっていた友人がやっぱり「美少年」がどうのこうのみたいな漫画を読んでもいました。
「ジュネ」なのですが、彼はLGBTではありませんでした。
そのCMとワイドショーなのですが、CMは「痩せマッチョ」をPRしていたやつで、体を鍛え上げた男性と痩せてはいるが結構筋肉質の男性が花いちもんめをするCMです。
そのCMに私が興味を持てないままの状態で、そのワイドショーを観ました。
女性の出演者が一言も言わないのですが、明らかにニヤニヤしていました。
あれは「ニヤニヤ」です。
「ニコニコ」ではありません。
あの「ニヤニヤ」感が女性にとってのBLの意味を私にそうとう推測させたのです。
日本語がけっこういけるみなさんなら「ニヤニヤ」感と「ニコニコ」は違うってわかりますよね。
本当に「ニヤニヤ」でした。
しかも発言はしないんです。
「そのことに関して発言はしないが、ニヤニヤしている場面」が男にもありますよ。
そういう「場面」を私がみたから、「そういう感じ」なんだと思ったのです。
男性の異性愛者でBLとか語るひとがいて、正直どうでもよかったのです。
ただ私はイヤなジジイなので、
「あなた性別が男ですよね。やろうと思えば男性と性行為が出来ますよね。BLを語るくらいなら男性と性行為をすればいいでしょ」
くらいのことでしかありませんでした。
BLって男にとっても女にとっても「ファンタジー」として成立しているもののようです。
BLはファンタジーで、LBGTは現実です。
そこで違いが当然発生します。
「異質」だということの説明は私にはこのレベルでしかなしえません。