歴史の不可逆性というのは歴史は未来にしか進まず、過去に戻ることは不可能だということです。
私が「時代の個性」と書いたのはどの時代にはその時代特有の何があり、それにはいい面も悪い面もあるということです。
ここでは自動車の例を先に出します。
自動車は大問題です。
いわゆる交通事故で毎年たくさんの方がお亡くなりになっているのです。
当然遺族の方もいらっしゃいますし。
大問題なのです。
しかし「歴史の不可逆性」があるので、「自動車がない時代に戻ることは不可能」です。
ですから私たちは「自動車はある」そして「自動車がある社会をどうすれば良い社会にすることが出来るのか」を考えるのが筋です。
例えば飲酒運転の問題があります。
私の友人で酒が強いひとがいます。
彼は車の運転もします。
でも彼が飲酒運転をすることは100%ありません。
彼は酒が強いですし、飲み加減もわかっているので、彼が飲酒運転をして交通事故を起こす可能性はほぼゼロです。
でも彼はそういう事は絶対しません。
警察につかまって免許をはく奪されるのも困りますし、交通事故の可能性を1%でもあげたくないからです。
今の時代「インターネットはあります」。
そうですよね。
それは事実ですし「時代の個性」です。
「個性」ですから良い面、悪い面の両方があります。
そして「歴史の不可逆性」がある以上私たちは「インターネットがない時代へは戻れない」のです。
これは自動車と同じことです。
「インターネットはある」のです。
そして「インターネットがあることを認めた上でインターネットがある社会をどうすれば良い社会にできるのか」を考えるのが筋です。
ネットリテラシーは英語ですし、ピンときません。
でもネット上の交通事故を防ぐ手立てだと考えればわかりやすいと私は思うのです。
「ネット上の交通事故」がしょっちゅう起きています。
それはたとえば「炎上」です。
ステマもそうなのかもしれません。
あれは「ネット上の交通事故」です。
そういう事を防ぐための法整備も必要でしょう。
ただ私の友人が絶対飲酒運転をしないような「個人的配慮」もやはり必要ですよね。
そこをやるのがネットリテラシーを上げるということです。
ネットリテラシーを上げるようにしましょう。