フリッパーズギターは渋谷系といわれる音楽のムーブメントの一員でした。
小山田圭吾さんと小沢健司さんのユニットです。
彼らはおそろしく斬新なことをしていました。
音楽コラージュです。
フォト・コラージュがありますよね。
フォト・コラージュの作家さんに「あんたひとの写真をパクっただろ」というひとはいません。
フォト・コラージュは、「写真」とはまた違うジャンルの表現形態だからです。
フリパーズ・ギターの元ネタという言い方があるのですが。
そうなんですよ。
彼らは「ミュージシャン」ですし「音楽コラージュの作家」でもあるので、これら彼らのやっていたことがパクリ扱いされる原因になっています。
フォト・コラージュと元の写真は違うでしょ。
フォト・コラージュの作家さんに「お前らひとの写真を使っただろう」というひとはいません。
それがフォト・コラージュでは普通だからです。
フリパーズ・ギターは確かにミュージシャンなのですが、「音楽コラージュの作家」でもあるのです。
ですから彼の表現形態であれば、それが「音楽コラージュ」なのですが、ひとの、既成の音楽を使うのはごくごく当然すぎることですし、
それはパクリとか、そういうこととはまったく異質なことでしかないのです。
ただ、あんたらわかりずらいんだよ、フリパーズ・ギター。
説明しづらいよ。
ユーチューブはっときます。