「人生」に兆しはあるらしい
もう前に書いたのかどうか忘れています。
私は髪が薄いの激安なのが指名が出来る美容室の店長さんのお世話になっています。
その方が、本人は覚えていないのですが、「5歳の時にあなたはこういった」という話を周囲のひとから執拗に言われるといっていました。
彼が5歳の時に、大人から「なにかほしいものない」と聞かれたらしいのです。
彼は「カガミとハサミが欲しい」と答えています。
今美容師さんなので、周囲のひとにすれば面白いのでしょう。
本人はうんざりしていますが。
大学時代の友人で彼がそんなことをしていたのは知らなかったのですが、大学がちょっと落ち着いてきたころに海外にしょっちゅう行っていたらしいのです。
それも華やかなところではなくて、結構あぶないようなところにです。
本当にあぶないようなところです。
で、彼は当局に確保されて、強制的に日本に返されていたらしいのです。
そのことを私は知らなかったのですが。
彼はなんのかんので地方紙の本社勤務をしています。
そういう危なっかしいことをしてたひとは新聞記者になるのでしょうね。
私も兆しはありました。
おかしかったのは中学時代です。
だって毎日本を2、3冊、イヤもっとかな、読んでいましたから。
お金がないから学校の図書室の本です。
日曜日は当時ゆるかったので、漫画のたち読みです。
そんなに田舎の中学生が本を毎日2,3冊とか3、4冊を普通に毎日は読まないでしょ。
でも今あげた二人も同じだったのでしょうが、自分がやっていることになんの疑問も感じていませんでした。
今から思うと、当時の私をライバル視していたのかな。
ひところ毎日図書館の本を2、3冊借りていたひとがいて、彼も好きなんだくらいにしか思っていなかったのですが。
実は読んでいなくて、私をライバル視していて、借りていだけだったようです。
だから彼は途中から図書館に来なくなったのですが、当時はそういうことに気がついてもいませんでした。
私にとって読書はしょせん娯楽だったのです。
まだ覚えていますが、中学を卒業するときに担任もしていただいたS先生から本を買うように勧められて、私は「指輪物語」を買っています。
同じように本を買うように勧められて買った同級生は「平家物語」でした。
私は、その同級生は女性だったのですが、「彼女は日本の古典読んで立派だな」と思っていました。
「自分はただのファンタジーしか読んでいないし」という自覚しかないのです。
「好きこそもの上手なれ」っていうのかこういうことですね、たぶん。