テレビって「絵柄」を良くしたいんだろうけれども スポーツジャーナリストを起用しましょう
テレビ制作のワナとして「絵柄」をよくしたいというものがあるような気がします。
出演者の顔ぶれをよくしたいというワナです。
どこのテレビ局が始めたのか私は知りませんが、イケメン美女の元アスリートをスポーツキャスターに起用している場合があります。
選手として一流だったとしても、スポーツキャスターやスポーツ解説で一流かどうかは別問題です。
増田明美さんのマラソンの解説が私はとても好きです。増田さんは山のように小ネタを仕込んでいるのです。
元一流アスリートでもスポーツキャスターなりスポーツ解説をするのなら勉強が必要です。
そういう勉強をする余裕がないままに元一流アスリートがスポーツキャスターになってしまうと本人も困るでしょうし、見ていても情報が伝わってこないのです。
良いスポーツジャーナリストは日本にもそうとういます。
彼らは主にラジオで活躍していますが。(あるいは文章を書いています)
そういう人達から教えられることが私はとても多いのです。
でも「この番組のこのコーナーって、どういう趣旨のコーナーなんだろう」と考え込んでしまう番組コーナーもよくあります。
サンデーモーニングのスポーツコーナーもそうですね。別に悪意はないのですが、あのコーナーの存在意義が私にはわからないのです。
まだ「喝!」とかやっているのでしょうが。私はあのコーナーが嫌いな訳ではないのです。コーナーの趣旨(存在意義)がわからないのです。
スポーツ界の大御所が「喝!」とテレビでいうことにどんな意味があるのでしょうか。
私には「意味がない」としか思えないのです。(そういう理由で最近見ていませんが)
テレビ視聴者がああいうスポーツ界の大御所と自分を重ねて「偉いつもりになっている」のでしょうか。
スポーツ界の大御所と(少なくとも)私は全然違います。
ああいうことをテレビ番組でやる意味や価値が私にはさっぱりわからないのです。
テレビ視聴者ってそんなに「偉い気分」になりたいのでしょうか?
あなたにはそんな悪趣味はないですよね。
普通にスポーツジャーナリストを起用すればいいだけなのですが。