関西のかた 特に大阪のかた 「内省」しましょう 自分を見つめましょう
関西人は、たとえば「名古屋」をバカにしますよね。
九州や東北はど田舎だっていいますよね。
それは関西とくらべれば「名古屋」は田舎ですし、九州や東北はど田舎です。
本題に入るまえにあるチャット場での話をします。
チャットとは雑談のことですが、ネット上ではキーボードをたたいての世間話のことを言います。
あるチャット場で横浜の女の子とチャットしていました。
私は「横浜なんだカッコいいよね。ハマッコでしょ。オシャレじゃない」みたいなことを書きました。
彼女は照れていましたが。
私は「自分は熊本だし、ウチは熊本の中でも田舎の方だから「イナカモン、イナカモン、イナカモン、イナカモン、ど田舎、ど田舎、ど田舎、ど田舎って100万回言えるな。だって事実だから」と書いたのです。
彼女は「イナカモン、イナカモン、イナカモン、イナカモン、ど田舎、ど田舎、ど田舎、ど田舎って私は100万回隠す」と書いたのです。
私が「なんで、ヨコハマでしょ」と書くと、彼女は「実はウチの両親が東北で年に二回は帰っているし、だから・・・」と書くのです。
私は「そうなんだ。じゃあ田舎モノの知識はあるの」と書くと、彼女は「おばあちゃんんから聞いてるから知ってると思う」と書くので「じゃあ、これはミミズがいない畑の食べ物を食べちゃダメって知ってる」というと「知ってる。おばちゃんがいってたから」と答えました。
余計な話ですが、こういうことを知らない都会のかたは危なっかしいです。
本当に余計な話が続くのですが、私の知人の家はさつまいもを作っています。
これは誰が悪いとも言えないのですよ。
そこはおもに関東に出しています。
ただ「カタチのいいものだけ」です。
私は田舎の育ちですし、カタチの悪い農作物を普通に見て育っています。
枝豆とか普通にもらっていましたし。
「色が悪い」とか「ちょっと虫が食ってる」とか「カタチがバラバラだ」とかじゃないと、強力な違和感を感じてイヤなんです。
これは「食べるものに関して」ですし、「今の都会人のかたにそういう感性」が私にはそうとう疑わしいのです。
こういう「感性」がないと危ないです。
「合成着色料」であるとか「合成甘味料」以前の問題です。
熊本にも都市部の方がいるのですが、やっていることが田舎者からみればむちゃくちゃなのです。
夏の昼間の暑い時に草刈り機で農地の草を刈っていたという話をされていたのですよ。
田舎者はそんなことはしません。
夏の暑い時は、「暑い」でしょ。
だからです。
夜明けとともに「草刈り」はします。
時間はそれぞれですが、10時頃には辞めます。
また夕方からするものです。
「暑い」からです。
そして夏は日が長いからです。
大げさではなく、そういう「知識」や「感性」がないと「死にます」よ。
あなたは大丈夫ですよね。
それで関西、特に大阪の話に戻るのですが。
関西に比べれば「名古屋」は田舎だ。
関西からすれば「東北」、「九州」はど田舎だ。
これは事実です。
ただ、これに気がついているひとと気がついていないひとがいるのですが、このフレーズの前に実はある枕詞がついています。
それは「東京には負けているが」です。
つまり「東京には負けているが、関西に比べれば『名古屋』は田舎だ」であり、「東京には負けているが、関西からすれば『東北』、『九州』はど田舎だ」なのです。
大阪府の人口をウィキる気にもなりませんが、500万人くらいはいるでしょ。
十分「大都会」です。
十分「都会」なんです。
大阪は、十分「大都会」です。
東京をライバル視するのは結構です。
だけども「東京には負けているが」という枕詞をつけていつも過ごしているという自覚くらいはもっていてくださいね。
そして、できれば「東京には負けているが」という枕詞をつかわないで、普通に判断が出来るようになってください。
「知性」ってそういうことなんだと私は思うのです。