原作のファンは、映画化されても観ないことがあります。
「ここ違う」と思うのがイヤなのです。
「どろろ」が映画化されたときの私がそれでした。
「どろろ」のちょっと前にウェンツ瑛士さん主演で「ゲゲゲの鬼太郎」が映画化されたときに起きたことを観た影響もあったのでしょう。
あっちこっちから「あそこは違う」とつっこみがはいって、監督はほぼ全部に「わかってはいたんですが、ここはこうしないと」という説明をしていたのです。
「どろろ」は手塚治源作の漫画です。
私はアニメを先に見ています。
昔はアニメの再放送を何度もやっていたので、何度も観て、あまりに好きだったのでコミックスを買っています。
コミックスも好きすぎて何度も読んでいますから。
そんなやつが「どろろ」の映画を観てはダメです。
でもDVDならいいかなと思ってみたら「あそこは違う」がないことにびっくりしました。
ネタバレになるから書けないのですが、柴咲コウさんがどろろという役です。
「これは・・・」と思って検索したのかな。
そしたら塩田明彦監督と柴咲コウさんは「黄泉がえり」で組んでいます。
私は梶尾真二さんの原作は読んでいなかったのですが、映画「黄泉がえり」が好きだったのです。
柴咲さんのことはなんで知ったのかは覚えていないのですが、テレビドラマの「Dr.コトー」だとか「ガリレオ」は印象に残っていましたし、どこか気にはなっていたのですが、正直いってそこまでの思い入れはありませんでした。
ただ黄泉がえりはともかくとして、「どろろ」はきれいな役ではありません。
とか思っていたら「小林少女」に柴咲さんが主演したんですよ。
フジテレビのからみがあるみたいなのですが。
ラクロスの話ではあるにせよ、柴咲さんがアクションとか、そういうことをやる必要がないのにと私は思って、「自分が柴咲さんのマネージャーだったら、これは断るな」と思うのです。
「小林少女」は観ていません。
だから私は柴咲コウさんがどういう基準で役を選んでいるのかがさっぱりわからないのです。
マネージャーだったら絶対対立しています。