1、東京オリンピックと80年代
日本が大きく変わったのは1964年の東京オリンピックの頃だ。物事には複数の観方がある。
中国と韓国が(特に韓国が)日本がいくら真摯に謝罪しても受け入れてくれないということが事実あったと思う。
ああいうことに関して「日本との比較」を持ち込んで考えることはとても重要だ。
日本は欧米(特にアメリカ)に対して独特の気持ちがあった。
一番の理由は戦争に負けたからだ。
だけれども1980年代に「独特の気持ち」がおおはばに薄れた。
バブル崩壊後の「失われた20年(30年)」を経済の問題としてとらえるのは間違いだ。
あれは思想問題だ。
ただ1964年の東京オリンピックと1980年代の間にはおよそ20年のタイムラグがある。
2、中国の対日感情の変化
この記事を書いた谷崎光さんは中国在住の日本人作家だ。
今更マスコミの悪口は言いたくないがヒドイ現状だ。
この問題はとてもシンプルで「優秀なひとが少ない」ことが原因だ。
自慢話をすると今の日本でサービス業は底辺産業でではある。そういう事情があるとしても私は30歳くらいからしょっちゅう「ウチに来ないか」とスカウトを受けていた。
どういう業種でも「優秀なひとは少ない」のだ。
2008年の北京オリンピックのあたりでやはり中国(と言っても谷崎さんは主に北京にいるのだが)が大きく変わっている。
そして最近ボチボチ変わってきているようだ。
でもそうは言っても北京オリンピックからまだ10年程度なので今度の変化はあるだろう。
中国の方で「嫌日」という動きが出てもまったくおかしくない。
日本はアメリカに対して「親米」と「反米」という立場で揺れてきたのだが、80年代だったはずだが「嫌米」という気分になっている。
当時のアメリカに日本人が嫌気がさしたのだ。
田舎のバカな頭のおかしな若者からしても「いくら日本が憎いからって日本車を壊したって」ということがいろいろあったのだ。
結果アメリカに嫌気がさして「嫌米」だった。
日本で(今でもそういうことがあるが)筋道の通らないわけのわからないムーブメントが起きて中国で「嫌日」が起きることは(今の日本の一部の愚かさをみれば)全然不思議ではない。
でもそういうことが起きたとしても、それは重要なステップでもある。
これも自慢だが見識があれば違う。
中国からの留学生と友達になった。やっぱり2008年のことだ。四川大地震があった頃。
Dさんにしておく。Dさん話していて「このひとは日本にいるのだが中国のひとだし中国共産党の話題は避けた方がいいだよね」と思って中国共産党の話題は避けながら話していたのだ。
中国の歴史からすれば(この言い方は難しいが)「中国という王朝」は終わる。
それは「漢」が終わったように「清」が終わったように「中国」も終わるという意味だ。
だけれどもあそこに(ほぼ)同じ言語を使う多くの人々が存在することには変わりがない。
韓国でも当然変化はある。ソウルオリンピックは1988年だ、。
韓国もある時期に大幅に変わるはずだ。
3、イギリスとフランスとホタテ戦争
イギリスとフランスの漁師さんがホタテ漁でもめて「ホタテ戦争」と言われる事態になった。
基本ヨーロッパ(イギリスをヨーロッパと言っていいのかどうか不明だが)の国ぐには仲が悪い。
基本そうだ。
だから「ホタテ戦争」も起きる。
あれが日本、中国、韓国、台湾のどこかの二か国間で起きてもまったくおかしくないのだ。
勉強したり考えたした方がいい。(マスコミ関係者じゃなくても)
というより勉強や思考に意味や価値がある時代に突入したのだ。
森高千里も歌っている。