ワイドショーが素人の世間話であることには理由があると思うのですが、まだ私にはわかっていません。
でもワイドショーは明らかに日本社会に害毒を流しています。
この発言そのものを今回は問題にはしません。なぜ政治家がこのような発言をするのかが論点です。
発言内容がワイドショーのコメンテーターの感覚(センス)だと私は思うのです。
ワイドショーのコメンテーターは基本素人です。あそこにスペシャリストは基本いないのです。
そういう意味であそこは「(架空の)お茶の間」なのです。
だけれども今の日本の多くの家にお茶の間は存在しません。
現実にはないお茶の間をテレビの中に再現することが不可能な時代なのです。
結果ワイドショーのコメンテーターは暴走しています。
あの人たちがどういうつもりで発言したかは別問題です。
問題は発言内容。
私が観た範囲でも「問題がある発言」が多々ありました。
ああいうことでコメテーターをやってお金ももらっているのだから責任を取るのが当然です。
でもワイドショーのコメンテーターが自分の発言内容の責任を取ったという話を私は聞いたことがないのです。
私が言っているのは「自己規制しろ」ということではないのです。
「自分がしたことには責任を取る」という当然のことをしろということを言っています。
世間でもそうとうヒドイ内容の世間話はいくらでもありますし私もします。
でもそれは仲間だけでしていますし、そういうことでお金を稼いでもいません。
テレビでそういうことをして金を稼いでいる人たちとは意味が違うのです。
ネット民もボチボチ動くと思うのです。
それでやった片山さつき氏なのですが、片山さんの発言のセンス(感覚)が私にはワイドショーのコメンテーターのセンス(感覚)だとしか思えないのです。
いろんな発言をされていますが、ああいう発言をしたことに対する責任を取るセンス(感覚)がないようです。
それがSNSだろうと何だろうと政治家が発言した内容はオバサンの世間話ではなくてその政治家が責任を取るのが当然の発言ですが本人にはそういうつもりはないらしいのです。
ただホンマでっか!TVが始まり待ったことはとても大きい変化だと私は見ています。ある領域の専門家は発言内容だけではなくて人としてもとてもおもしろいのです。
実際ネット上では「先生たちの話をさえぎらないでほしい」という声もあります。
あの番組に出演している専門家にイライラすることもあるのです。発言内容というより「人柄」みたいなものにイライラしているのです。
でもそれくらいに「あくがつよい」ひとたちです。
さんまさんくらいじゃないと司会はできないような人たちです。
私がこのひとの本を読むことは死ぬまでないと思います。植木理恵さんですが。だからと言ってネガティブキャンペーンははりません。どこか好感がもてるのです。お近づきにはなりたくない方ですが。
私はもう素人の世間話は時代の流れの中で力が薄まっていると感じています。
超スペシャリストは発言内容以上に「ひととして異常で訳がわからない」のです。