民主制では多数決をとります。多数決とは参加者のうちの多い方の意見を採用するという方法です。
ではなぜ民主制で多数の意見を採用するのでしょうか。
それは民主制が「みんなでやるシステム」だからです。
理想はみんながAがいいというからAにするという形です。これでやってもいいのです。でも全員一致を目指すと決まるものもの決まらないのでBやCよりもAを支持する人たちが多いならAにするという意味で多数の意見を採用するのです。
当然Aの意見が正しいからという理由ではありません。
変な話、Aを採用してその決定が失敗に終わったとしても「みんなでこっちがいい」という風にして決定したことに準ずる「よりおおくのひとがこっちがこっちを選んだ」ということを論拠にして、その失敗についてとやかくいわないという意味も持っています。
これが民主制での多数決をとる理由なのですが。
小学校から国会に至るまで「多数決の意味」がわかっていない人々が跋扈しているようです。
なんでこういう基礎的なことがわからない人々が多数いるのでしょうか。
教えてもらってないから?
でも普通に考えれば、この結論は出るはずですが。