世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

日本本土のリズム 

私は貧しい家の育ちなので音楽教育を受けられませんでした。

 

コンピューターミュージックも好きなのですが昔はPCが高価だったのでそれもできずにいたのです。

 

ですが最近になってその方がよかったと思うようになりました。

 

というのは私には何でも音楽に聞こえるのです。さっき洗濯機を回していたのですが洗濯機の回る音を聞いて「これって何拍子かな」とか考えていたのです。

 

子供の頃から私には普通なのに世間の常識とされていることが間違っているとしか思えない子供だったのです。

 

たとえば日本本土は「前打ち(オンビート)」だというのが定説なのですが私はダンスミュージックに関して日本本土は「「前打ち(オンビート)と後打ち(オフビート)が混在している」のだとずっと考えているのです。

 

たしかソラリゼーションというのだと記憶していますがこれは「口三味線」です。

 

「チャンカ」が私は日本本土のダンスビートの基調だとずっと信じています。

 

「チャン」はオンビートです。「チャン、チャン、チャン、チャン」とオンビートです。でも「カ」はオフビートです。「(ん)カ、(ん)カ、(ん)カ、(ん)カ」とオフビートなのです。

 

「チャンカチャンカチャンカチャンカ」となると当然オンオフの両方を取るはずです。

 

あるいは3拍子です。

 

私はお念仏もお題目もやはり音楽にしか聞こえていなかったし今も音楽にしか聞こえないのです。

 

ウチは浄土真宗なのでお念仏なのですがお念仏には節回しがあってこれが3拍子なのです。わかりやい例が「ナン、マイ、ダー」です。「ナンマイダーナンマイダー」ということは3拍子です。

 

お題目も音楽的には3拍子です。「南無(1)妙(2)法(3)蓮(1)華(2)経(3)」を繰り返すのですから当然3拍子です。

 

お題目を早くいうのが私は昔から大好きでした。「南無妙法(123)蓮華経(123)」とこれは3連(つまり4分音符を三つに分けているもの)です。

 

私が音楽教育を受けて絶対音感でも身に着けて居たらとてつもない苦しみを味わっていたはずですし私は譜面を書くことも読むこともできませんがそういうことができていたら一日中頭の中が譜面だらけになってしまってやはりとても苦しかったはずです。

 

それに音楽教育を受けていなかったから概念はしらなかったのですがクラッシック音楽では近代音楽(ドュビッシーとかラベルとかムソルグスキーとかストラビンスキー)が子供のころから好きでした。

 

多分コード感(和音の感じ)が原因だったと考えています。

 

事昔の歌謡曲も好きだったのですが「なんか音の響きが物足りない」と思っていたのです。

 

モーツァルトが好きになったのは最近です。

 

ローコードといういう3つの音で構成されたコード(和音)があるのですが子供のころの私はローコードよりもテンションコードが好きだったようです。

 

あるいは「急に変わる音楽」が子供のころから好きだったのです。「雪の降る街を」という童謡は音楽も歌詞も両方子供のころから好きだったのです。

 

あるいは小学生の時にユーミンを聴いていて(その頃概念は知らないのですが)普通はポップミュージックはAのメロディからサビに行く前に「つなぎのメロディ」をいれるんだけれどもユーミンはAからサビにいきなり飛ぶなと思っていました。

 

これは「転調」です。

 

中村八大さんが私は好きで「八代さんは変な音をつかうから好きだ」と思っていたのですがこれは「半音ブルーノート」でした。

 

ジャズの響きがずっとわからなかったのですがテレビで大江千里さんが説明しているのを聴いて納得しました。

 

ジャズでは3つの和音の一番下の音をルート(根っこ)の音と呼ぶのですがルート(根っこ)の音を一オクターブ上げるらしいのです。

 

私は音楽教育を受けていませんから概念はしらないでしたのです。

 

でも子供のころからわかっていたのです。