そのひとはそうとう良いひとなのですが私はもうおつきあいはしないと思っています。
「子供」なんです。「幼稚だ」というか。
事実そういうひとであってもおつきあいをするひともいるのでしょうが今は正直そのひととはおつきあいはしたくありません。
前に橋本治さんが「自分は男の料理が嫌いだ」と書いていらしてその時にはその意味がわからなかったのですが彼の件で私も同意見になりました。
彼は料理に目覚めたらしいのです。そして何故かラーメンを作ったといっていました。
彼は「難しいとされているラーメンでできて」とかいっていたのです。
私は「ダシはなんで取ったんですか」と聞いたのかな。多分「鶏ガラ」だったと思うのですが。
私は彼にちょっとイライラしていたのでイヤミは言いました。
「飲食店では原価率はだいたい3割だと言われていて違うという話もありますけど」と。
すると彼は「そうするとあのラーメンは何千円だ」とかいっていたのです。
そんな「何千円もするラーメン」をするラーメンを食べるひとは普通いません。
ラーメンの麺で「手打ち」は普通ないので彼は麺は買っているはずです。
彼の腕ではチャーシューは作れないはずです。
ナルトも当然作れないはずです。
(私はやろうと思えばチャーシューとナルトは作れますが)
だいたい料理に目覚めて選んだメニューが「ラーメン」だったということじたい私にはわかりません。
鶏ガラのスープだって特別難しいものではありませんし。
彼の中では達成感があったらしいのですが私は完全にげんなりしていました。
彼の言動で私にはわからないことが多々あったのですが彼を「子供なんだ」と思ってみると筋が通るのです(というより子供がしていることなんだと思わないとはらわたが煮えくり返るのですが)。
私は「いい年をしたお子様とはもうおつきあいはしません」よ。
でもそういうのを「人徳」と呼ぶのかもしれませんがそういうひとであっても私が「このひとは許せるな」というひともいるのです。