その原因は不明ですが男の結論は多く女の結論が少ないのです。
私もその言葉の感覚を大事にするようにはしていますが女性が「生理的に無理」というと誰も反論できません。
私自身「生理的に無理」なことはしないように気をつけているのですが。
一応リンクを張っておきますが清少納言の結論もとても少ないのです。もちろん清少納言は「枕草子」の作者なのですが。
枕草子―付現代語訳 (上巻) (角川ソフィア文庫 (SP32))
- 作者: 清少納言,石田穣二
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 1979/08/01
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枕草子―付現代語訳 (下巻) (角川ソフィア文庫 (SP33))
- 作者: 清少納言,石田穣二
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 1980/04/01
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角川ソフィア文庫はとてもよくて私もよく読んでいますが。
ここでは橋本治さんの1980年代の重要な仕事である「桃尻語訳枕草子」のリンクも張っておきます。
清少納言には私は高校時代から謎の親近感を抱いていたのです。
後になって気がついたのですが清少納言の結論は少ないのです。描写力は天才として呼べないレベルなのですが。
清少納言はほぼ「天才でしかない描写」をした後に「をかし」か「わろし」でしめるのです。
これを80年代の若者言葉に置き換えると「をかし=かわいい」で「わろし=ださい」です。
私は高校時代に持っていた清少納言への謎の親近感の原因は清少納言の結論のすくなさにあったのです。
しかも清少納言はそうとう辛辣なのです。
だから「枕草子」はいわば「知的な女性が書いたとても辛口のエッセイのような存在」なのです。
1980年代ではまだ日本語の中で少ない結論で済ませるのは主に女性でした。
でも今(2017年)は男性の結論も少なくなっています。
大人からはひんしゅくをかっています。
「今の若いモンはなんでもヤバイですます」と。
でもこれは今はフェミニンな時代だということを意味しているのです。
どちらが優秀なのかとう問題ではなく「男の結論が多く女の結論は少ない」のです。
今の日本は「結論がすくない時代だ」ということは「フェイミン(女性的)な時代だ」ということを意味しています。