これが日本をダメにしているのだろうと私は考えています。「現場と現場以外の遊離」です。
私が長年黙って罵倒されてきたのは「現場」の気持ちも分かるし、「現場以外」以外の気持ちも分かるからです。
「現場のひと」は「上は現場がわかってない!」と怒ります。
「現場以外のひと」は「現場はなにやってるんだ!」と怒るのです。
具体例をあげますが、ある「現場」に私はいました。ちょっと気になることがあったので「これで良いですよね」と現場全員に了承を取りました。その件が上には気に食わなかったのです。
だから私は黙って怒られていました。
あなたは言いかえせば良いではないかと思ったのかもしれません。しかし上はその「事情」がまったくわかっていないのです。
だから黙って怒られるほかなかったのです。
逆もあります。
「あのひとはパソコン仕事が好きだから」とあるひとが悪口を言われていました。「アイツは現場からすぐ離れる」という悪口です。でもそのひとは立場上各地の売上の動向等を調査してなんらかを対応を取る仕事をする必要があったのです。
トヨタの「改善」があるます。あれは現場の問題点を解決していく方法のはずです。
私も色々な「現場のひと」に(それは店だったりオフィスだったりするのですが)いえません。「上に上げといてください」とは。私自身も「上にあげられない時期」が長かったのです。
たとえば「業務時間外」に「A4に10.5ポイントで300枚の現場の問題点リポート」を書いても良いかなと思ったこともあります。
それをやめば普通は仕事熱心なはずですが。
そういうリポートを書いてもまず読んでもらえないとしか思えなかったですし、読んでもらっても邪魔者扱いなんだろうなと思うと書けませんでした。
私には何が悪いのは不明ですが、「現場」と「現場以外」がお互いに「悪口」を言っている状況が日本社会で何十年も続いているのですが。これを何とかしましょう。