機動戦士ガンダムのスタッフだった富野 由悠季さんが当時明確に語っていたのですが、「大人を信じてはいけない」というメッセージが機動戦士ガンダムで一番言いたかった事なのだと語っていました。「子供たちは子供たちで考えて行動するんだ」ということを伝えたかったのだそうです。
櫻坂46の「サイレントマジョリティ」を2016年の紅白歌合戦で初めて聞きました。歌詞は当然秋元康さんです。
この歌詞はやっぱり「大人を信じてはいけない」、「子供は子供が考えて行動するんだ」という明確なメッセージが入っています。
ファーストガンダムの前の世代には「Don't trust over thirtys」(30歳以上のひとは信じてはいけない」という言葉もあったのです。
そういう意味でいうと私が知っている範囲では、これは3回目です。
私自身富野由悠季さんのメッセージをどこかで受け入れていたのかもしれません。それがストライキをするとかデモ行進をするとか、そういうカタチでは出てはいません。でもどこでそういう事をしていたと気もしています。そのカタチは不明なのですが。
私は確信しているのです。秋元康さんのメッセージも今の十代の人は確実に響きます。私の経験上それは既成の何かのカタチでは現れないと思うのです。
そこをある種今の若者、子供に「丸投げ」するのが秋元康のやはり卓越したところなのでしょう。何故なら秋元さんも既成のことしか浮かばない大人だからです。
「それから先のことは君たちが考えて行動しなさい」というメッセージを私はとても好ましく感じました。
秋元康さんはやりますね。