世の中と私

グチです。でも世間のおかしさをいちいちいうと世間にいられないでしょ。

世界中がなんかおかしくないですか 「感じ」悪いですよ

(私がいう事などを信じてはダメです。こんなのはただのたわごとですから)

 

前にギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥りましたよね。

 

デフォルト(債務不履行)というのは「その国が借りたお金を、その国がどうしても返せない状況に陥ること」です。

 

ギリシャが国がした「借金」をどうしても国が返せない状況に陥ったのです。

 

あの前に日本の景気がとても悪かったのです。

 

あの頃に私はひそかにドイツをうらやんでいました。

 

以下のような理由です。

 

「いいな。ドイツはEUがあるから輸出したい放題だよね。日本は円が上がっているし、輸出が厳しいんだよね。企業も海外に生産拠点を移し始めているみたいだし、仕事が減るよね」

 

ギリシャのデフォルトの関しても素人のバカな考えでは

 

「そうかドイツが輸出したい放題してたもんな。ギリシャはもともと厳しかった訳だし、そこにドイツがしたい放題輸出して金稼いでた訳だし、今回は痛み分けという事でドイツが面倒みたらいいかもね」ということになっていました。

 

であるとか韓国経済が厳しくなってきたころには

 

「日本の円は国際主軸通貨だけれども韓国のウォンは国際主軸通貨じゃないしな、円安誘導もよかったのかどうかわからないし、トリクルダウン(したたりおちること)なんか結局ありはしなかったんだけれども、良い企業の人たちは良い思いをしているみたいだし、円が国際主軸通貨でよかったのかもしれない。でも韓国は厳しいだろうな。内需でどうにかなる状況でもないみたいだし」

 

レベルのことしか思いつかないのですが。

 

言葉の解説はしません。ググってください。

 

これはデータに基づく「ちゃんとした」話ではありません。

 

「感じ」の話です。

 

ホントに「感じ」でしかないのです。

 

ドイツの「感じ」です。

 

いくらEUがあるからといったって、あんなにEU圏内に輸出しまくる「感じ」です。

 

あの「感じ」がおかしくないですか。

 

日本政府は「円安誘導」をしたのです。

 

よかったような「感じ」はします。

 

そういう「感じ」です。

 

すごく簡単な話です。

 

日本のお金を印刷しまくって、お金の「量」を増やしてしまえば、相対的にその「お金」(この場合は円)の価値は下がります。

 

どう考えても日本政府と日本銀行の円安誘導はそういうことでしかなかったと今でも考えています。

 

トリクルダウン(したたり落ちること)はアベノミクスの一つの考えに含まれていました。

 

「上」(大企業とか)にお金が入ると下々までお金が落ちてゆくだろうというのが私にはトリクルダウン(したたり落ちること)だとしか今でも思えません。

 

結果そういうことはありませんでしたよ。

 

大企業の内部留保という言葉をあなたは聞いたことがあると思います。

 

たとえば、あなたにお金が入ってきたとします。

 

そのお金をあなたならどうしますか。

 

今までカツカツだった状況です。

 

そのお金を使って新しく事業をしますか。

 

あなたが起業経営のセンスと無関係だとしてもちょっと考えましょう。

 

トリクルダウン(したたりおちること)ってこれは私見ですよ。

 

企業だったら、たとえば「工場」が必要な場合があります。

 

その「工場」をあらたに、たとえば作るんですよ。

 

そうすると「工場を作る」という仕事が発生します。

 

そこには大工さんもコンクリート業者さんも、土地の買収も必要ですから、不動産屋さんも必要になってきます。

 

工場がいったん出来たら、そこで働くひとが当然いるのですから、その人たち相手の飲食店や、その人たちが工場のそばに住む可能性があるので、新たに住宅やアパートを立てる必要性が出て来ます。

 

そうすると多くのひとが結果助かります。

 

仕事がある状況です。

 

今の例であれば「工場」なのですが、大きな工場をつくる、あるいはその後にそこに工場があると、こういう事が起きますよね。

 

よくいう「経済効果」というのはこういうことです。

 

これが「研究施設」だとしてもやはり、こういう「経済効果」が発生します。

 

そうなんですが。

 

結局トリクルダウン(したたりおちること)はなかったとしか私には思えないのです。

 

内部留保」というのは「企業の貯金」です。

 

あなたがお金が入ってきて、そのお金を「貯金」したからと言って、誰かから責められる覚えは思えないですよね。

 

大企業の人たちが「内部留保」(つまり企業の貯金)を増やしたからと言って、大企業のひとを責めるのはおかしいでしょう。

 

でもトリクルダウン(したたりおちること)があるという前提の経済政策があきらかに存在していました。

 

しなかったし、しないでしょ。

 

この「感じ」です。

 

日本銀行券(つまりお札を印刷しまくる」ことまでは「感じ」としてわからなくもないのです。

 

ただトリクルダウン(したたりおちること)は普通ないでしょ。

 

「貯金」しますよ。

 

私だって「貯金」します。

 

と思っていたら日銀はマイナス金利です。

 

ということは銀行にお金を預けるとお金がどんどん目減りするということです。

 

おかしくないですか、この「感じ」。

 

実際日本より先にマイナス金利にはいった国があります。

 

金庫がうれています。

 

タンス預金です。

 

ウチで金庫を買ってそこに貯金したほうが良いという冷静な判断に基づいているのですが、そうは言っても銀行はなんのためにあるのでしょうか。

 

銀行の意味ももはや不明な部分もあります。

 

これは映画から拾ったネタです。

 

アメリカ映画でちょっと観ていてツライ部分もあったのですが、「良い映画だな」と思いました。

 

「スピードクライム」という映画です。

 

アマゾンのリンクを張っておきます。

 

 

 

 

 

ダメなお兄さんと優秀な弟の話だとしか私にはいえないのですが。

 

この映画を観て「カトリーヌ」(アメリカで大変な被害が出たハリケーンです)がアメリカ人にとってはそうとう痛かったのだなと思いました。

 

この映画の優秀な弟は自動車修理の腕があります。

 

なおかつ地道に生きるひとですから、自動車修理の店を出そうとするのです。

 

地道なひとですから。

 

おにいさんはどこか「夢見がち」なところがあります。

 

「簡単に大金を稼ぎたい」ようなことを大人になっても普通に考えるようなひとなんでうすよ。

 

そういうひとっていますよね。

 

優秀な弟さんがせっかく地道に生きようとするのに、「夢見がち」なおにいさんが邪魔をして、弟さんを仲間に引き入れて犯罪に走るという話ではあるのです。

 

その弟さんの発想が、本来ならとても普通なんですよ。

 

こんだけの客がいるから自動車修理工場はいけると思っているし、事実そうだと思うのです。(映画のなかの話とはいえ)

 

でも元手がいるでしょ。

 

本来なら「銀行」が貸します。

 

そのビジネスモデルが普通だったり、よかったりすれば。

 

でもこういうことは現実にあると思ったのですが、銀行は貸さないんです。

 

優秀な弟さんは前にいろいろあって大学を中退しているというのが銀行側としては、あまりにもリスキーだということだと思ったのですが。

 

ただ断る理由としては「小口融資はもう致しておりません」です。

 

この「感じ」です。

 

あるでしょ、こういう「感じ」が日本にもありますよね。

 

優秀な弟さんはそのあたりはわかるし、なおかつ銀行の「感じ」がわかるのです。

 

「しょせん今の銀行は手数料で稼いでいるだけだ」と思うくらいに「優秀」なんですよ。

 

銀行って普通に手数料を取るでしょ。

 

ああいう「感じ」ですよ。

 

銀行は私企業ですよ。

 

だけれどもちょっと公の要素もあります。

 

だから昔はある種の店って小銭がいるから朝から銀行にいって両替していました。

 

昔は(限度額があったのでしょうが)「無料」でした。

 

ある時期から「手数料」をはらい始めたと思うのです。

 

(これはそうとう曖昧です)

 

日本の銀行の名前が異常に長いところがありますよね。

 

一言でいうと銀行が倒産したんです。

 

ああいう風に日本中がゼニの亡者になってしまえば、「銀行が悪い」というよりは、ホントに日本中がゼニの亡者になっていた時期があったんですよ。

 

若いひとからキラキラしていたんでしょうと思っているのかもしれませんが、日本中にゼニの亡者があふれかえっていた時期があるのです。

 

その記録みたいな意味でよく残してくれたなというのが伊丹十三監督の「マルサの女2」です。

 

あの頃の日本人の頭のおかしさは強力です。

 

 

マルサの女2<Blu-ray>

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映画はとても面白いですよ。

 

でも日本人として恥ずかしいです。

 

日本中が強力におかしかったのです。

 

たとえばあの頃に「東京は好きだけれども今の東京はつらいから京都に行こうかな」と思って実行したかたもいますし、有名な芸人さんは世間はバブルなんだけれども、あの頃男二人でファミレスで飯食ってたと言っていますし、私も田舎にはいたのですが、スーパーでレジ打ってるくらいの方が良いやと思っていました。

 

バブルですよ。

 

私は地方都市にいたんですよ、でも強力に訳がわからなくて、この流れが違うと思うんだけれども、日本にいるでしょ、結果スーパーでレジ打ってるくらいで良いとしか思えなかったなあ。

 

キラキラしていたひともたくさんいたんだろうし、そういうひとを責めもしません。

 

ただ私はイヤでした。

 

そういう「感じ」でした。

 

山下達郎さんは東京人だから東京にいたのでしょうが、当時作った歌はこれはユーチューブで聞いてよかったら音源を買ってください。

 

オリジナルじゃないほうがこちらも気が楽です。カバーです。

 

war song 山下達郎

 


THE WAR SONG 山下達郎さんの名曲を勝手にCover

 

とかバブルの情景だという歌をもう一曲しっているのです。

 

ターナーの機関車 山下達郎

 

またカバーですが。

 


【cover】 山下達郎 ターナーの汽罐車

 

ターナー印象派の画家です。

 

印象派なんですが、一言でいうと画風が暗いひとですね。

 

ターナーの「感じ」が少なくとも私にはバブルの「感じ」だったなあ。

 

キラキラも本当なんでしょう。

 

だけど「感じ」わるかったなあ。

 

アメリカもリーマンショックがあったでしょ。

 

今ウィキったのですが、英語の正式名称はthe financial crisis (of 2007–08) らしいです。

 

リーマンショックっていうと複雑(もちろん世界中に波及した訳ですから複雑ですが)、ある種簡単といえば簡単なことです。

 

日本でもそうですが、結婚して子供がある年齢になったら家が欲しいですよね。

 

日本はある時期までは三世代同居が普通で、そこでもめごとも死ぬほどあります。

 

でも「家が欲しい」って思うのは普通ですが、お金が厳しくて家が建てられないひともいます。

 

そういうひとにアメリカの金融機関が金を貸しているんですよ。

 

当然ある時期返せなくなります。

 

そういうひとは「ここは出ていくし、返せる範囲では返すけれども」ということにならないでしょう。

 

金融機関が最初は「あなたにも家が持てます」と勧誘して借金をさせて、結果「貸した金の回収ができなくてよわってしまってどうしようもなくなって」リーマンショックが発生したんです。

 

でも最初から「この人にはこの借金は返せない」と金融機関がわからないはずがないでしょう。

 

でも貸してたんですよ。

 

結果リーマンショックです。

 

この「感じ」です。

 

日本でもリーマンショックのもとみたいな話はいくらでもあります。

 

「会社員は最強だから会社員でいなさい」という「感じ」があります、であるとか「地価が高い方が良い」とかいう「感じ」も普通に強靭に存在します。

 

「会社員最強」であるとか「地価は高い方が良い」という理由があなたにはわかりますか。

 

「会社員」なら銀行がいくらでも「金を貸すから」です。

 

地価が高い方が良いのは財産価値が上がるからではなく、「その土地さえあれば、それを担保にお金が借りられるから」なのです。

 

こういう「感じ」ですよ。

 

ちょっとした知り合いで彼は「借金は怖い」と言っていました。

 

まあそうなのでしょう。

 

でも「家」を建てているのです。

 

そういうカネだけ貸して金利を取ってそのカネの回収をするとういやり方もあります。

 

こういうことで助かることもいくらでもあるので助かります。

 

「今10万円いるんだけれども、10日後に給料日だし、確実にお金は入るけど、今ちょととこの出費があるから」という場面です。

 

本当にそういう場面で助かります。

 

もう一パターンあって、「もの」がからむ場合です。

 

「借金が怖い」と言っていたひとは家を建てていますよね。

 

この人は銀行からお金を借りています。

 

そんな新築を家を建てる時にそのお金を一回払いなんてできるはずがありませんから。

 

ということは分割払いになります。

 

これは借金です。

 

銀行が金を出して家を建てています。

 

頭金は払っているのでしょうが、残りは全額銀行が出しています。

 

つまり借金です。

 

それをローンという分割払いでかえしているのです。

 

お金だけがキャッシングでモノがからむとローンと呼ぶのかな。

 

こういう「感じ」ですよ。

 

世界中なんかおかしくないですか、「感じ」悪いですよ。