私のいう「普通」がどういう存在なのか私にはわからないのですが。
でも私が「このひとは普通だな」と感じる人全員です。
「全員」です。
なえて、疲れて、やる気がありません。
フリーランスやフリーランスに近い立場と特殊な技能をもっている人とトップかトップに近い人は違いますが。
全員がなえて、疲れて、やる気がありません。
職種も不満です。
仕事仲間やクライアントや客にも不満だらけなのです。
これは現代日本社会が抱えている「病理」なのではないかと私は想像しています。
「起業」というと何かポジティブでしょ。
でも実際「起業」してうまく行っている人って結構ネガティブなんじゃないと私は思うのです。
ある友人に「その疲れ方からすればココにずっといるとは思えないなあ」という話をしました。
別に「起業しろ」とか、そういうことではまるでありません。
他にもそういう人は結構います。
「この職種も、この職場環境も、この人間関係も全部イヤでしかない。だけれども、どこに行っても結局ココと同じでしかないのだからココにいるんだけれども、なえて、疲れて、やる気が出ない」という人です。
女性の場合は「私はお局さまでいいわ」という結論に達する人もおそらく相当います。
男性も「なんか適当に流すしかないよね」とかいう人が山のようにいます。
その中の一部の人が(これは私の想像ですよ)「ボッチのほうが良い。ボッチが良い」と思って「起業」しているんじゃないかな。
私たちをなえさせ、疲れさせ、やる気をなくさせている職種や人たちはその事にまったく気がついていないようなのですが。
これって「現代日本社会の病理」かもしれません。
異常に多くのひとがなえて、疲れて、やる気が出ないのです。
「結局、ボッチが良い」と相当数の人が感じています。
私が年だからなのでしょうが、ボッチが良いです。
ボッチが楽です。
プライベートはわかりませんが、仕事はボッチが楽だなあ。
あなたが私が言う「普通」なら、同じでしょ。
なえて、疲れて、やる気が出ないでしょ。
現代日本社会はそうですよ。
私が言う「普通」の人は全員同じなんですよ。
「ここもイヤなんだけれども、どこいっても同じだから」という事で、そこにいるにしか過ぎないのです。
この「イヤな感じ」が「日本社会を覆って」います。
私の結論も同じです。
「どこ行っても同じ」です。
結果ボッチの方がはるかに良いという事にしかならないですよ。
若い頃からそのキザシはあって、学校にクラスがありますよね。
ボッチ飯の方が楽なんだけれども、それはちょっと違うからなという理由で集っていた事があります。
もちろん楽しかった事もあります。
仲間と一緒で楽しいっていう事もあります。
本当に楽しかったです。
だけど、ボッチの方が本当は良いんだけれでも、それはやるとクラスで浮くから、それは違うしなあと思う場面も多々ありました。
あなたもそうじゃないですか。
内心「ボッチの方は本当は良いだけれども・・・」ってずっと思っていませんでしたか。
しつこいのですが、「起業」って普通に語られる時はポジティブでしょ。
実際にポジティブに「起業」して成功した人も多数いるのでしょう。
でも大多数はネガティブだと思うな。
繰り返しになりますが、「ここにいたってなえるし、疲れるし、やる気出ないし、でもどこに行ったって同じだから」という認識に耐えて、「まあ良いや」という事で「起業」した人が実は多いんだろうと想像しています。
そういうネガティビティは結構重要かもしれないですね。
あなたがそういうネガティビティを抱えているんだったら、ある時に「まあ良いや」と思って「起業」しても良いと思います。
そういうネガティビティに基づいた「起業」は結構うまくゆくと思います。
これはあくまでも「結構」ですが。
勇ましく、元気良く「起業」した人たちは、結果「起業」してなえて、疲れて、やる気をなくしたりしている気がします。
結果日本で起業しても10年以内にほとんどの所が残らないという事になっているんじゃないでしょうか。
「前に行く」時や「ある決断を下す」時に強大なネガティビティを持っているとうまくゆくような気がしてなりません。
あなたもそう思うでしょう。