実際にお目にかかったひとがいて、元政治家なんですが、お互いになんかよくわからない状況でした。
テレビでも元政治家のひとが私には理解不能です。
橋下徹さんじゃないです。
あの方は、そこは私と認識が同じだと考えているし、一緒にしてしまいますが、「同じ前提をもっている」と考えています。
私から見ると橋下さんは筋が通っているということです。
別に橋下さんの考えに私が共感しているとかいうことではないです。
結論から言うと「元政治家」というキャリアはそもそも存在しません。
選挙に受かる前は、「普通のひと」です。
選挙に受かった瞬間に「政治家」になります。
政治家をやめたり、選挙におちたらまた「普通のひと」です。
「政治家」の前後が「普通のひと」でしょ。
「普通のひと」なんですよ。
だから「普通のひと」にとって「政治家」だった期間はいわば「空白」になります。
「普通のひと」でしかなくて、何十年「政治家」をやっていたとしても、その何十年間は、政治家をやめたり、引退した瞬間にゼロになるのが「政治家」です。
たとえば「総理」なら、かろうじて「元総理」はあるでしょう。
「元政治家」はないんです。
存在しないということです。
「元財務官僚」は存在します。
それは政治家じゃないから。
政治家というのはそれだけシビアだということです。
橋下さんの考えに同意するわけではないのだけれども橋下さんが私には「筋が通って見える」というのは、
「政治家」になる前の橋下さんに普通に戻っているからです。
こういうことがわかっていないひとっていますよね。