プレゼンテーションって聞くとなんかカッコよくって、
ビジネスマンがスライド使いながら説明しているようなイメージがあると思うんだ。
そういうプレゼンも確かにある。
でも町のスーパーで普通にプレゼンしているから、そういうことに気がついていた方が良いよ。
たとえばスーパーで「サンドウィッチ」のコーナーがあるとするでしょ。
あれってプレゼンだし、店が本当に売りたいのはなにか?とか考えるとすごく勉強になります。
サンドウィッチのコーナーっていうことは
パン
バター
スライスチーズ
きゅーり
レタス
ハム
サーモン
マスタードマヨネーズ
とか並んでるでしょ。
ああいうことをするには実は大変な努力が必要。
だってスーパーって専門店がたくさんはいっているようなところだから、そういう専門店同士で強力しているっていうことです。
多分それをやっているのは店長かな?
店長は総合職でしょ。
お肉屋さん、魚屋さん、パン屋さんたちは専門職でしょ。
店長がそういう専門職のひとに「こうしてください」っていうのはとても難しくて度胸が必要で、なおかつ面倒くさい。
専門職のひとは自分の仕事にプライドがあるから、総合職の店長にしたがわなかったりするんだよね。
でも君が店長だったら、そういう専門職のひとと話し合いをして、説得をする必要がある。
これは簡単にいうとイヤだし、面倒くさい。
だって「今度サンドウィッチのコーナーを作りたいから強力してください」とか言っても
「なんでだよ」
とか言われる可能性が高いからね。
でもそこをしつこく説明して、説得する必要性がある。
たかがサンドウィッチのコーナー一つ作るにも、面倒くさいことを死ぬほどしないとできない。
だからサンドウィッチのコーナーが店にあるっていうことは担当者か店長がすごく頑張ったっていうことだよね。
そういう説明や説得を。
で、この場合本当に売りたいものはなにか?って考えることも必要なんだよね。
もしかするとマスタードマヨネーズを売りたいのかもしれない。
ただマスタードマヨネーズを店に置いてあったって君なら買う?
買わないでしょ。
だけどサンドウィッチのコーナーにマスタードマヨネーズがおいてあれば買うよね。
だからあれはプレゼンなんだよ。
そして君が自分を売りたいときにも、これは応用できる。
君じたいでは売りづらいのかもしれない。
でも「こんな友達がいます」、「こんな資格をもっています」、「こんな仕事をしてきました」とか。
売りたいのは君自身でしょ。
でも「友達」とか「資格」とか「職歴」とかまとめてあると、就職先のひとが
「なんかこのひと良いかも」
とかって思うでしょ。
これもプレゼンだよ。
そういうことが分かっているとプレゼンテーションの重要性がよくわかると思うな。